落語

2008年12月 1日 (月)

再スタートです!/立川談春独演会へ

Photo 19日に手術、22日に退院という超特急入院でしたが、手術の跡がそんなに速く治るわけがない。まだまだ痛みは残りますが、当初の目標どおり12月1日の立川談春独演会で着物着用復帰を果たしました。左胸の手術でしたので、帯を結ぶときに難儀をするのではないかと懸念していましたが、最小限の手術で澄んだのでそんなこともなく、いつもどおり着付けができ一安心。今の医療の技術の進歩はすごい!全身麻酔でしたが、翌日にはもうすたすた歩いていました。(病気のことは近いうちにつれづれのほうにかくつもりでいますので、省略)

自分の計画どおりことが運ぶのはうれしいですね。ほんとうにウキウキして独演会にでかけました。本日の演目は”権助芝居”と”夢金”。さすがに平成の名人候補第一位といわれる談春だけあってそつがない。ただ、最初の権助芝居の時の枕が長すぎた感あり。劇団四季のお芝居に出たことがあるという後半だけでよかったのではないか・・楽しいお話ですが、聴く方には少々だれがきていました。その分、後の夢金で枕なしで入っていったのはよかったですね。なかなかチケットが手に入らない噺家ですが、その少ない機会の中で私的にはやはり”たちきり”が今までで一番でした。この人は人情話がいいのかなあ。4日にも市馬を聴きに行く予定ですが、この日は生憎受診の日になっているので着物ではいけません。残念!

Photo_2 本日の着物は琉球絣に花兎の染め帯。胸を意識してゆったり着たので少しいつもと違う感じ・・帯締めを蘇芳色を基調とした貝の口雲形(平田竹峯)にしてみたのですが、少しインパクトが弱かったよう・・いつもの平家経巻のほうが個性が光ったかもしれません。Photo_3 琉球絣は諸紬なので薄手ですが、かなり温かい。が、温かさからいうと信州紬のほうがやはり上かもしれません。琉球は暖かいところなので仕方の無いことかもしれませんね。

着物:大城 哲作 帯:渋柿庵

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2008年11月 6日 (木)

第27回 志らく百席/貪欲に・・、どんよくに・・

Img_1881入院までは普通に生活をしてもいいですよ。といわれ予定通り計画をこなす毎日ですが、風邪は怖い。そこでインフルエンザの予防注射を行きつけの内科医院で済ませ、外出にはマスクをしての完全防備態勢です。手術後は自分では年内に復帰するつもりでいますが、つもりはつもり、体調がいつ本調子になるかは手術をしてみなければわからない。そこで入院前にできるだけ楽しんでおこうと今日は予定通りにぎわい座へ。昔からこんな風に貪欲に何事も追い求めたらもっと大成していたでしょうに・・今となっては後の祭りです。

百席終わるまで皆勤!と決めた立川志らく。「粗忽の釘」「お化け長屋」そして「薮入り」。やはり志らくの志らくたるゆえんは「お化け長屋」かな。病気を忘れて楽しませてもらいました。本人は「藪入り」にかなりの思い入れがあるようでしたが、絶品というにはまだまだという感じ。もっとも落語二年の素人の感想ですからあてにはなりませんが・・頑張って養生して早く元気になって来年も落語を楽しみたいと思っています。12月も絶対にいくぞ!という期待を込めてチケットを2枚も購入してしまいました。実現するように頑張ります!

Img_1873 今日の着物は信州飯田紬と母からの紫式部模様の染帯。ちょっと地の色が私には難しい色だったので、今まで眠っていましたが、初下ろしの飯田紬にはぴったりのようです。飯田紬は手織り、草木染で飯田格子といわれるほど有名な典型的な格子柄。真綿紬ですからとても暖かく、今日は汗ばむほどでした。Img_1875

着物:市原亀之助商店 帯:渋柿庵

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2008年9月 6日 (土)

今日でお別れ・・夏仕様/柳家権太楼独演会へ

Img_1694 最近、私の周りでとても評判の良い落語家。チケットも今年の4月あたりから急にとりにくくなり、毎回完売御礼がでている噺家です。上がってくるしぐさも下がるしぐさも噺家の粋さを十分に体からかもし出す、そんな噺家でした。江戸前というのはこの人のような人を指すのでしょうね。枯れすぎもせず、かといって生臭すぎもせず、話の分かるお寺の住職といった感じです。今日の演目は”子別れの上、中、下”下の部分は私でも二度ほど聴いたことのあるポピュラーなお話。上、中、下を通しでやることは余りないとかで、とても熱の入った高座でした。期待どおりの高座だったのでしょう、最後の拍手は盛大でした。今日でまた私好みの落語家のレパートリーが広がったようです。

着物は迷うことなく今日も夏仕様。が、本日着る着物は、主婦根性が出て、お手入れに出さなくてはならないものを増やさないために、お手入れ行きがすでに決まっている粋紗と決めていました。もちろん先日の夏塩沢もお手入れ行きが決まっている着物。これでも結構ローテーションを考えているのですよ。そして夏仕様は今日でお別れと決めています。ゆえに暑さが残りそうな月半ばまでは着物でのお出かけは予定していません。Img_1686Img_1688 

本日の装いはベージュ色の粋紗萩紋の黒地の絽の染帯。夏中締められるという絽の九寸染名古屋ですが、実際は7、8月は暑苦しく、6月の単衣、9月の初旬の夏物に着用しています。

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2008年9月 4日 (木)

やっと着物が着られました!/立川志らく独演会へ

Img_1681 仮に私の天から与えられた寿命が80歳だとしたならば、今年の暑さで確実に79歳にさがったのではと思うような辛い夏でしたが、暑さがまだまだ残っているとはいえ、9月に入って気力も体力も少しもどってきたようです。

というわけで今日は前回素晴らしかったのでこれから百席終わるまで皆勤しましょうと決めた”第26回 志らく百席”に出かけてきました。演目は”宮戸川””三軒長屋””抜け雀”最初の宮戸川はなんでも長いお話の前半なのだそうですが、ちょっと色っぽいラブコメディー、ところが志らく師匠はこの手のお話は余りお得意じゃないようで、少し照れが感じられ後半の陰惨ともいえるお話に持っていくには主人公の動機付けがちょっと足りない気がしました。今回の演目での志らく師匠の師匠たるゆえんは最後の抜け雀にあったような気がします。私の落語歴はまだ二年足らずですが、何度も聴いていると素人ながらそれぞれの師匠の得意、不得意、向き、不向きが分かってくるから不思議です。まあ好みも大いに影響しているのでしょうが・・

Img_1675 Photo と言うわけで、二十日ぶりに着た着物はというと、やはりまだ夏仕様です。ここ20年ほど9月に入っても気温の低下は緩やかで下旬にならないと涼しくはなっていないというのが気象庁のデータですが、確かに最初の1週間を過ぎると急に涼しさが増した以前とは違います。しかし、なんといっても9月。やはり麻素材や羅の帯などは夏そのもの、ということで避けたほうがいいように思います。着物は夏塩沢、帯は桜鼠色の絽綴れ、帯締めは単衣の時期にも締められるつき草色に燻しの金の入った小桜。帯揚げは白に薄紫の絽縮緬にしてみました。Img_1677

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2008年8月 8日 (金)

気温34.5度!/柳亭市馬独演会へ

Img_1629 本当にお暑うございます。としかいいようのない、この暑さ!落語へは絶対着物でと決めてはいたもののこのいやーな暑さに加え、今年は更年期再来を思わせる自律神経の失調で、体温の調節がうまくいかないのか異常なまでの発汗。”そんなに今は暑くないよ”といわれるようなときまで一人だけ全身汗だく、顔から首から、ハテは太ももの後背部からだらだらだら・・それに加えて今日はとりわけ暑い日に当たってしまいました。それでも趣旨換えはせず、着物で落語は貫き通しました(大げさな・・)

今日の市馬師匠はさえていました!荒木とよひささんの作詞でCDデビューを果たしたお披露目の歌披露もあったせいか、かなりテンションが高い。最初の小言幸兵衛もお得意の芝居振りを交えての好演。”小言幸兵衛”という言葉は小さい頃からよく耳にした言葉ですが、こういうお話だったのですね。師匠の話に引き込まれ涙がでるほど笑いました。そしてゲストの荒木とよひさ氏を迎えての新曲披露。ろうろうと館内に響きわたる美声。この声の良さが彼の落語の魅力を倍増しているなと改めて認識。そして締めは夏の定番”船徳”この演目は彼の個性にぴったり合ったもののようで、はっきりいって昨夏きいた立川生志のものよりぐっと上。師匠の体からにじみ出る人柄の良さが落語にも反映しているのでしょうね。

Photo 暑さにもめげず、体の変調にもめげず、本日着用していったのは盛夏の定番、男がすりの能登上布にエメラルドグリーンに黒の縞という個性的な羅の帯。きらめく太陽の下でこそ映えるコーディネイトです。両方とも母のお下がりですが、やっとこのごろ自分のものとして着こなせるようになった気がしています。

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2008年7月 9日 (水)

ああ、蒸し暑つ!/立川生志独演会へ

Img_1533 ほんの1週間前、もう7月?と思ったばかりなのに、その後の一週間は暑かったり、肌寒かったりと気候不順この上なし!順応性の低い私は体調が狂いっぱなしです。大好きな落語鑑賞の日だと言うのに、もうひとつテンションが上がらないのはかなりの重症のようです。でも頑張って頑張って着物を着て出かけました。今日は雨は降らないとの予報でしたが、近頃全く信用できない気象庁。濡れたらえらーく高くつくぞ、と思い、夏用の雨ゴートと携帯用の雨傘持参です。

この5月に真打襲名披露をしたばかりの笑志改め、生志。襲名を機に、”ひとりブタじゃん”と題して独演会を続けるとのこと。なるほどメタボ体格の自分に一人舞台を掛けたのですね。”じゃん”は横浜向け、若者向け感覚なのでしょう。前座ものの”つる”、そして、えーとあとひとつはなんだったかなー、もう忘れたぐらい印象が薄い。少々期待はずれの独演会と思っていたら、最後の”たちきり”はよかった。まえに談春でききましたが、彼に負けず、劣らずうまかった。生志師匠の真髄はこのあたりにあるのかもしれませんね。二度目もまた私の目はうるうるになりました。こういう切ない話、実は私は弱いのです。

Photo 天候、温度、湿度にかかわらず、すっかり夏衣装になりました。本日のPhoto_2着物も帯も母からのものですが、コーディネイトとしては初めてのものです。母がよくこの組み合わせで着ていましたが、帯締め帯揚げは私好み。写真ではよく分かりませんが着物は深い藍地の細かい絣に流水模様の夏塩沢、帯はローズ地に花模様の羅織の名古屋帯です。

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2008年7月 3日 (木)

あら、もう夏?/立川志らく独演会へ

Img_1520 年をとって季節の変化を感じ取るのが鈍くなったのか、はたまた気候が変なのか分かりませんが、えっ、もう7月なの?という感じで季節の移り変わりに気持ちと体が追いついて行かない状態。年々、これが酷くなっていくのがあなおそろしや・・です!梅雨も明けず、気温も夏とはいえない日でしたが、とにかく今日から薄物に衣更え。

二ヶ月に一度ある志らく師匠の独演会。前回はパスしましたので、4ヶ月ぶりです。今回の演目は「お七」「鉄拐」中入りを挟んで、「付き馬」、この人、だんだん談志師匠に似てきているのではありませんか。声質も似ているし、風貌もなんとなく・・談春もいいけれど、この人もやはり素人目にもうまい!「お七」では久し振りに笑い転げました。「鉄拐」は本人の説明どおり、中国のネタなのでいまいち落ちが面白みに欠けるふしがあり、私には少し中だるみの感がありました。最後の「付き馬」でまたひと笑いして幕。4ヶ月前より拍手が大きかったような気がします。百席終わるまで皆勤してみようかな、と今日突然に決心。

冒頭で書きましたように本人の体に季節の変化が感じ取られていない状態なので、いつもなら薄物に向けて少々ダイエットに励むのですが、今年はぼてぼての体を野放し状態。(またまたこのように自己管理の甘さを言い訳している・・coldsweats01)当然、綺麗に着られるわけがありません。メタボ健診ももうすぐあるし、これからでも遅くはない、頑張らなくちゃね!

Photo 本日の着物は帯、着物とも母からのもの(今のところ夏物はおさがりしかありませんが・・)    まだまだ暑さもそれほどではないので、比較的透けの少ないベージュ系色の粋紗藍の麻の染帯。麻は完全に7、8月向けの真夏の素材ですが、芯の入っている九寸染名古屋は本当に暑くなるとやはり暑苦しくて締めづらいので私は7月の初旬に締めることにしています。Img_1508 帯の模様は蓮根。この帯は帯芯がピンクの色芯なので、ほんのり赤味が入り、藍の冷たさがとれていて私向きになっています。

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2008年6月 1日 (日)

6月の落語/林家たい平独演会

Img_1476 実は今日はあまり期待しないででかけました。たい平師匠には申し訳ないのですが、6月はめぼしい演目がなく、まあ芸術祭奨励賞を貰ったということで、一度聴いてみてもいいかな、と言う程度でした。”笑点”でのイメージが強かったせいもあります。ここのところにぎわい座では完売御礼がでている高座だったのですが、”おばさん人気”なのかなー、と思う程度。予想は完全に裏切られました。よかったですよー。テレビの笑点でみるよりきりりと顔も締まり、さあ本業の落語をやるぞ!という意気込みが伝わってきました。演目は”ろくろ首”と”千両みかん”どちらもじっくり、枕も新鮮味のあるものでした。体を使った芝居振りの多い、動的な高座です。市馬師匠などとはまた違ったあじのある落語家で、これからが大いに期待できそうです。途中に入る林家ぺーさんの色物も前後の高座の雰囲気をこわすことなく、よかったとおもいます。また機会があったら聴きにいきたい落語家に登録です!

Photo_3 さて今日からは本格的に衣更え。昨日までとは打って変ってさらっとした空気の,良いお天気でラッキーでした。昨年はコーディネイトしそびれた夏紬と絽の染帯。萩紋は季節の3か月の先取りです。帯締めは早速今Photo_4 年の新作、角朝春霞を。きゅっと締まってしめごこちは上々です。

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2008年5月 4日 (日)

5月の落語/春風亭小朝独演会

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小朝といえば、落語に縁のない人でも知っている噺家。メディアへの露出も数ある噺家の中でも一二を争う有名人。最近では突然の離婚劇で驚かされもしました。これほど有名なのに私は彼の落語を生で聴いたのは初めてです。昼夜二興行なのですが、さすがです、昼夜とも完売御礼がでていました。実力は世間で認めている通り、安心して聴けるという点ではなんといっても一番でしょう。今宵は疲れがたまっていたのでおなかを捩じらせて笑い転げて帰ってきたかったのですが、それは残念ながら果たせませんでした。前にも一度きいたことのある演目ですが、名前はおもいだせませんでした。お酒を5升飲めたら・・というお話(注:試し酒だそうです)お酒の飲みっぷりの演技力はすごいですね。客席からの拍手もかなりものでしたが、不覚にも途中で私は隣の人にもたれかかりそうになるほどぐっすりと眠ってしまいました。私が疲れすぎていたのか、話がなかだるみだったのか、は分かりません。

次なる演目は以前たしか立川笑志(真打に昇進して生志に改名)で聴いたことのある”子は鎹”これはよかったですね。眠気も覚めてしっかり聴き入りました。小朝という人はもう彼独特の小朝ワールドを持っている人のようで、円熟味を感じます。着物のセンスといい全てが垢抜けて、突出しているようですね。次の機会にはおなかのよじれるような楽しい話をきいてみたいですね。

Img_1403 Img_1406少し蒸し暑ささえ感じさせる連休の一日。春らしくクリーム色の御殿絣の御召に牡丹の染め帯で出かけてみました。長襦袢を単衣の楊柳に替えていったのですが、それでも汗ばむような一日でした。(着物:矢代仁 帯:渋柿庵)

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2008年4月 7日 (月)

4月の落語/柳亭市馬独演会

Photo 菜種梅雨に穀雨、4月にはこんな季節の言葉がありますが、そのどちらもが自然にとっては大切な恵みの雨になります。が、着物でお出かけの身にとっては余りありがたいとはいえません。今日は午後からは雨になるという予報でしたが、昨年台風でも頑張って着物で落語にでかけた身としては春雨には濡れてでも行かなくてはなりません。少々心配しましたが、女の一念岩をも通したのかなんとか雨にあわずににぎわい座までたどり着けました。

昨年はじめて聴いて、すっかりファンになった市馬さん。今日も爽やかに聴かせてくれました。色もののポカスカジャンを挟んで、まず蝦蟇の油、そして本日のメイン、宿屋の仇討ち、後者は相撲甚句で例の美声も披露、じっくり50分の熱演で楽しませてもらいました。これはあくまで私の趣味ですが、独演会での間の色ものは余り必要ないようなきがしました。特に今日のポカスカジャンはエレキギターを使っていてそろそろ耳の弱くなって来ている年代には健康上非常によろしくない。そして市馬さんの上品で爽やかな雰囲気とミスマッチ!次の独演会はこれはなしにしてくださいね市馬さん・・

さて今日の装いは前回予告したとおり、ジュサブローデザインの小紋にこでまりの染帯。寒色どうしの組み合わせですが、こでまりの白が効いていて温度を上げてくれています。母好みのコーディネイトです。少しモダンな感じになるようです。 Photo_2Photo_3気に入ると続けて同じ着物を着たくなる性分の私ですが今期はそろそろこの着物を休ませてあげなくてはいけませんね。

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2008年3月 4日 (火)

3月の落語/第二十三回 志らく百席

Img_1274 毎月恒例になったにぎわい座通い。今月は久し振りに立川志らくです。志らく百席も今回で23回目。一回に三席ならば69の演目を終えたことになります。開口一番、「最後の一回にじゅげむが残ったらどうしようかと思って・・」で、会場大爆笑。そうですよね。毎回三席話していたら100は割り切れませんから一席残ります。小学生でも分かる算数です。でも志らく師匠なら大丈夫でしょう、もし”じゅげむ”が一席だけ残ってもなんとかうまーく切り抜けるのではないでしょうか。

落語歴のまだまだ浅い私にはこの会は演目をプログラムに載せてくれますので助かります。今回は最初に”元犬”次に”おしの釣り”そして締めに”居残り左平次"元犬とおしの釣りは特に所作の面白さが特徴で、音声だけで聴く落語では十分に楽しめたとはいえない演目のようです。また居残り左平次は昔幕末太陽伝という映画の素材になった落語で、当時フランキー堺が左平次を演じて好評だったとか・・廓を舞台にしたお話です。今回の演目三つとも心置きなく楽しめました。志らく師匠の落語は聴きに行って絶対に損をしたと思わない落語です。百席が終わらないうちにもう何度かは通ってみたいと思っています。

Img_1270Img_1273 本日の着物は3月に入ったということで、4月になって着ると汗ばむのでそろそろ着納めになる琉球絣(大城哲作)と春の楽しみ、桜模様の染帯(渋柿庵)です

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2008年2月 2日 (土)

2月の落語/立川談春独演会

Photo 今年はよほどのことがないかぎり毎月行こうと思っている落語。今月は立川談春の独演会にいってきました。毎月完売御礼のでる会だけあって客席は満員で熱気ムンムン。他の人の会より若い層が多いような気がします。落語のようないわゆる伝統芸能に若い人の関心が集まるのはこれからの日本にとってもよいことで、うれしいですね。演目はながながしいので忘れましたが、あの斬られの与三郎のお話。このお話は歌舞伎が発祥だと思われているようですが、実は落語が元らしいとのこと。今年はこの演目を一年連続でやるそうで(それほど長ーいお話ということ)それでも終わるかどうか分からないらしいのです。これが40分、そして二部は蒟蒻問答で40分、しっかりと笑わせてくれました。感想をいえば私には11月の””がテーマのときの方が出来がよかったようなきがしますが、他の皆さんはどうおもわれたでしょうか。が、この談春という人はすごい落語家であることは間違いないようです。

このブログが着物のブログであることから一筆添えなくてはならないのが、彼の着物のセンスのよさ。私が聴いたことのある落語家のなかではピカイチだと思います。本日の装いは枯葉色の縞御召(遠くから見たので断定はできませんが、多分・・)に黒の紋付の羽織、そして縹色の着物に浅縹の羽織、よくお似合いでした。Photo_2
Photo_3

今日の着物は前回と違ってグッとカジュアルに白山紬に椿の染帯

コートは手持ちのコートの中では一番暖かい輪奈ビロードのコート

追記:斬られ与三郎の落語の正式名は「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」というのだそうです

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2008年1月10日 (木)

昇太・喬太郎・白鳥・彦いちの会/2008年初落語

Img_1191 横浜にぎわい座の正月興行、昇太・喬太郎・白鳥・彦いちの会に出かけてきました。今年の落語はまずはこの四人組からスタートです。まだまだ落語歴の新しい私はこの四人は初体験。新作落語が得意なメンバーらしいですが、新作落語も私は初体験になります。いつもの古典落語のメンバーとは高座の雰囲気はやはり違って、かなり現代的な感じが漂ってきます。若さ(?)爆発というところでしょう。新作はそれはそれでおもしろいのですが、MIグランプリなどで感ずる笑いと共通したものがあるように思います。トリの喬太郎が古典の”文七元結い”で締めてくれたのでなんだか少しほっとしたというのが本音でしょうか。素人目ですが、この人はかなり実力のある人のようです。

Benibanatumugi_karahanasomeobi さてさて初落語の着物はお正月ということで少しいつもよりエレガントにまとめてみました。暮れの着物パーティで襟元を汚してしまい、手元にもどったばかりの紅花紬に唐花模様の名古屋帯、グレーがかった薄いブルー地での華やかさのある帯です。少し冬には寒々しいと感じる方もいらっしゃると思いますが、私は春の到来を待つ気持ちで締めてみました。帯締めは古代紫色の綾高麗組みImg_1186 本日の着物と帯も初コーディネイトです。

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2007年12月 7日 (金)

今年の落語納め/文我・市馬二人会へ

Img_1095 今年の落語納めはごひいきの柳亭市馬師匠と初体験の関西落語、桂文我師匠の二人会。いつもの横浜にぎわい座。

お二人とも二席をじっくりと。

前半の市馬さんは暮れの定番、”掛け取り”、彼の美声がたっぷり楽しめる完全なる市馬バージョン。文我師匠もまけじと三味線に義太夫、ヴァイオリンまで持ち出しての”ほうじの茶”と楽しい楽しい落語納めとなりました。後半の二席もじっくり聞かせた二人会でした。関東とは少し味付けの違う関西落語もたまにはいいですね。ちなみに前座の桂まん我の時蕎麦ならぬ時うどんもなかなかでしたよ。

年を重ねるにつれ、日常声をだして笑うことが少なくなったような気がします。若いころは本当に箸がころんでもわらいころげていたものですが、人生の荒波をくぐることが多くなるにつれ心から笑うことが少なくなりました。落語の笑いはそんな私の良いリフレッシュ剤になっているようです。来年も心の洗濯に月に一度は出かけるつもりでいます。

今日のお出かけには今年最後だからとお気に入りの琉球絣にしました。そんなに派手派手した色使いや柄ではないのですが、身に纏うと意外にぱっと映える着物です。よく見るとかなり手が混んでいて作者の力量がうかがえる作品です。この着物が映えるためにはあまり自己主張しない帯がいいのですが、これがなかなか難しい。いまのところこの季節に合う帯はがますみの染帯しかありません。時期的にぎりぎりですが、これも今年の納めのつもりで締めてみました。(着物 琉球絣 大城哲作  帯締めはつきくさ色の笹波組 平田組紐製Ryukyugasuri_gamazumisoeobi_2

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2007年11月 8日 (木)

にぎわい座へ/談春七夜2007 ”緋”

奇跡的に手に入った談春の会の切符。発売当日かなり朝早くから並ばないと手に入らないほどの人気落語家。手に入らないでもともとと思って電話をしたら、運良くつながって1階の席がとれたのです。早くから並んでも取れないことがあると思えば、こんな運のいいときも人生にはあるものです。

Img_1028 というわけで、今日は張り切って着物を着て出かけました。今日の着物は母のお下がりですが、この秋に仕立て直して袖を通すのは今日が初めてです。辻村寿三郎さんがまだジュサブローと名乗っていらしたころの作品。母がとても着易いといって愛用していたものです。今日ぶっつけ本番で着たのですが、つるつる滑らず楽に着付けられました。それにしてもこの着物を貰ったころは私に似合う紫系の色にもかかわらず濃淡のコントラストがきつく感じられてとても着る気になれなかったものです。やはり年の功と経験からかなんとか着こなすことが出来るようになりました。着物は着て、着て、着まくることこそが上達の唯一の方法のようです。Photo 

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帯はグレー地にガマズミ模様の染帯(渋柿庵)

帯締めは内記(平田組紐)です

今日の談春七夜2007 ”緋”よかったです(といってもまだ二度目ですが)前半の「厩火事」で笑わせて、後半の「たちきり」でぐぐっと胸に来る(私には胸に迫るものがありました)、落語歴はまだ1年ですが、落語でほろりとくるものを味わえました。イメージカラーが””でしたが、芸者さんの緋の長襦袢と一途に思う心が表現されているようで、舞台演出もグーでした。まだ余韻が残っています。

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